色鮮やかなボーダーガーデンが前庭を彩り、ブルーべリーやハスカップ、野菜がたわわに実る広い畑では子どもたちが元気に駆け回ります。美しく積み上げられた薪は幾冬を越すにも十分の量が確保されています。
「1年目、2年目はとにかく薪の調達と薪ストーブの扱いに慣れることで精一杯。3年目からやっと庭や畑、薪小屋など周辺整備に手をつけることができました」と語る奥さん。8年目を迎える今では、庭や薪小屋も整い、新築時からは見違える風景です。
最初は憧れから導入した薪ストーブですが、今では家族に欠かせない存在に。薪ストーブをきっかけに、友人たちが集まり、ご近所さんとの交流も深まって、よいコミュニティを築けているそうです。それまで薪割りなどしたことのなかったWさんでしたが、家を建ててからは薪割りからDIY、畑仕事までこなすように。奥さんも念願のガーデニングができるようになり、庭づくりも本格化。今はバラのアーチづくりに挑戦中です。
「生活の中心に薪ストーブがあって、夏は薪仕事、秋から冬は薪ストーブを囲んで家族や友人と楽しく過ごしています。息子たちがもう少し大きくなったら、一緒に薪割りができるかなと期待しています」とWさんは楽しそうに話します。
冬の暖かさはもちろん、家族や人をつなぐコミュニケーションツールとしても、大切な役割を果たしている薪ストーブ。「次は何をしようかな?」とWさんご一家の薪ストーブ暮らしには楽しみが尽きません。