北清建設

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無垢のフローリングがやっぱり気持ちいい。「ラグの跡がついたりしていますが、それも味のひとつ」と経年変化も楽しむ

玄関や薪ストーブまわりも暮らしに合わせて収納を増やし、使いやすくなった。緑も増え、一層自分たちの家らしさが出てきた

玄関土間に設けた掃き出し窓は、外の薪小屋から薪を運ぶのに便利。外は屋根付きのテラスになっているので雨や雪でも楽ちん

大きく育ったジューンベリーの木から赤く熟した実をもいで「おいしい〜!」と喜ぶ子どもたち。脚立に登るのも手慣れたもの

「家を建てたらボーダーガーデンをつくりたかったんです」という奥さんが丹精こめて整えた前庭が、家の正面を美しく彩る

お兄ちゃんは庭仕事もお手伝い。念願のバラのアーチも作業が進み、バラの枝が随分伸びてきて、完成までもう1〜2年

夏場は薪割りに精を出すWさん。チェーンソーや斧の扱いにもだいぶ慣れ、小気味よい音を響かせながら次々に薪を割っていく

完成当時の外観。四季を巡ること8回、庭とともに外観も味わい深く変化してきた

年月を経てさらに心地よく
薪ストーブ暮らしを満喫する

恵庭市・Wさん宅 家族構成/夫婦、子ども2人

色鮮やかなボーダーガーデンが前庭を彩り、ブルーべリーやハスカップ、野菜がたわわに実る広い畑では子どもたちが元気に駆け回ります。美しく積み上げられた薪は幾冬を越すにも十分の量が確保されています。

「1年目、2年目はとにかく薪の調達と薪ストーブの扱いに慣れることで精一杯。3年目からやっと庭や畑、薪小屋など周辺整備に手をつけることができました」と語る奥さん。8年目を迎える今では、庭や薪小屋も整い、新築時からは見違える風景です。

最初は憧れから導入した薪ストーブですが、今では家族に欠かせない存在に。薪ストーブをきっかけに、友人たちが集まり、ご近所さんとの交流も深まって、よいコミュニティを築けているそうです。それまで薪割りなどしたことのなかったWさんでしたが、家を建ててからは薪割りからDIY、畑仕事までこなすように。奥さんも念願のガーデニングができるようになり、庭づくりも本格化。今はバラのアーチづくりに挑戦中です。

「生活の中心に薪ストーブがあって、夏は薪仕事、秋から冬は薪ストーブを囲んで家族や友人と楽しく過ごしています。息子たちがもう少し大きくなったら、一緒に薪割りができるかなと期待しています」とWさんは楽しそうに話します。

冬の暖かさはもちろん、家族や人をつなぐコミュニケーションツールとしても、大切な役割を果たしている薪ストーブ。「次は何をしようかな?」とWさんご一家の薪ストーブ暮らしには楽しみが尽きません。

住宅雑誌Replan北海道vol.126掲載