北清建設

北清建設 > 実例紹介 > 薪ストーブ > 家も、ひとつの「ものづくり」 隅々にアイデアがあふれる空間

床はナラの無垢材、天井にはカバ材を張り、木の優しい雰囲気で大空間を包み込んでいる

キッチンは自身で図面を引いてイメージを伝えただけあり、背面の造作収納やカウンターなど使い勝手は抜群

リビング横には小上がりの和室も。奥の壁と収納建具はケンコートを筋塗りにし、職人ならではの技が光る

玄関を入ってすぐの土間にある薪ストーブは存在感抜群。室内にも薪置き場をつくり、インテリアとしても楽しむ

リビングから続く寝室にはワークスペースも。暖房は薪ストーブのみだが、扉を開けておけば十分な暖かさ

こだわりのステンレスシンクに木を合わせた造作洗面台はFさんが基本設計。引き出せる縦長の収納も秀逸

陶器の手洗いボウルや蛇口に合わせ、あえて配管を剥き出しにしてレトロな雰囲気を演出したトイレ

玄関ポーチも扉も木製で雰囲気を統一。屋根付きなので薪の運び入れにも便利

薪棚はFさんがDIYで自作。針葉樹、広葉樹、年数などしっかり分類してラベリングし、使い分けている

「木の外壁に赤い屋根」がコンセプト。外壁は風合いのある道南スギ張りに

家も、ひとつの「ものづくり」
隅々にアイデアがあふれる空間

千歳市・Fさん宅 家族構成/本人

DIYやレザークラフト、車の整備など多趣味で手仕事が大好きだというFさん。その究極の「ものづくり」である家を建てるのは、とても楽しかったと語ります。「小さい頃に祖母の家で薪ストーブを使っていたので、家を建てるなら絶対に薪ストーブを入れたかったんです。そう考えたときに真っ先に浮かんだのが、地元でも評判の高い北清建設でした」。

家へのこだわりやイメージをしっかり持っていたFさんは、自分で図面を書いたり、アイデアを出したりと積極的に家づくりに参加。担当の猪田さんと意気投合しながら、一緒に理想の家をつくりあげていきました。

完成したのは赤い薪ストーブが主役の、吹き抜けリビングが開放的な空間です。「薪の暖かさは緩やかで、ほっと安心できます。ストーブの前でぼーっとしている時間が、とても心地よいです。薪ストーブのある家は、天候や季節、薪の調達など先々のことを考えないといけないので、手は多少かかるけど、受ける恩恵の方がはるかに多く感じます」。

薪ストーブまわりや造作収納、ガレージ、小上がりの和室など、家の中は隅々までFさんのこだわりあふれる仕様になっています。趣味が多く物が多いというFさんですが、それぞれきちんと居場所が与えられ、使いやすく整頓されています。

薪ストーブに最適な住宅性能を備え、冬の暖かさはもちろん夏も涼しいとか。薪ストーブが趣味のひとつに加わったFさんの暮らしは、ますます充実しそうです。

住宅雑誌Replan北海道vol.132掲載