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オーナー集う薪割りの会
2016年9月24日取材

北清建設で建てる家は、ほとんど薪ストーブを導入しています。いつしかそのオーナーたちが自主的に「薪割りの会」を運営し、薪の調達や情報交換などを行うようになりました。いまやオーナー同士の交流の場としても欠かせない存在です。

オーナー集う薪割りの会

秋晴れのある日。薪の割れる小気味よい音が「北清の森」の作業場に響いています。オーナーたちが自主的に立ち上げ、運営する「薪割りの会」のメンバーたちが集まって、森から伐り出した丸太を次々に薪にする作業の真っ最中なのです。北清建設の役割は原木の伐採をチェーンソーで玉切りにして作業場へ搬入するまで。自前の斧や薪割機を使っての薪割り作業はオーナー各自で行います。

薪ストーブを運用するにあたって大変なのが、薪の調達やストーブの焚き方、日々のメンテナンスなどのコツです。もちろん北清建設でもきめ細かなフォローをしていますが、より積極的に薪ストーブ生活を楽しみたいというオーナーたちの自主的な活動から「薪割りの会」は生まれました。

集まるのは、薪ストーブ歴数年のベテランから今年初参加のビギナーまで、年齢も性別も経験もさまざま。初心者には道具の使い方から経験者が手ほどきしてくれます。働いた分だけ薪を貰えるのが最大の魅力ですが、作業をしながら話すことは、薪ストーブや新しい道具などの情報交換。薪の燃やし方やアドバイスなども聞けるとあって、みんな熱心に耳を傾けます。

「薪割りの会」の活動は毎年春と秋の2回。発足して5年が経ち、リーダーを中心に登録メンバーへの連絡や技術指導、作業分担や薪の配分など、会としての体制も整ってきました。参加は強制ではなく、都合がつく日のみの参加でもOKです。北清建設で家を建てたことが縁となり、薪ストーブを軸にオーナー同士の交流が広がるのは大変うれしいことです。

大きな丸太の玉切りを機械で小割りにする作業。「こうするとうまく切れるから」とベテランメンバーが機械の使い方やコツを教えてくれます。今年からすべての薪を「北清の森」の木でまかなえるようになりました
「北清の森」の整備も進み、みんなでつくったツリーハウスやテーブル、ベンチも整いました。ここではガイドさんの自然観察講習などのイベントも行われ、オーナーたちはもちろんのこと、地域の人々にも活用されています